開発ワークフロー
レクサス RX 初期型→20 現行フェイスバンパー
2016年10月下旬から開発スタートしたレクサスRX初期型。
今回は、現行スピンドルグリルを装着できるバンパーとリアハーフスポイラーの開発いうことで新商品ができるまでのワークフローを何回かに分けてアップしていきたいと思います!!
まずは、デザインの要となる現行RXのバンパーのグリル部分をぶった切り加工!!
スピンドルグリルをつけるための純正形状などが細かすぎて、3DスキャナーでスキャンしてCAD上でモデリングするのは困難と判断。
インダストリアルクレイという工業用の粘土で造形することにしました。この粘土は約60度に温めると柔らかくなり、常温でカチカチになる自動車ボディー開発でよく使われる材料で、盛り付けたり削ったりが容易にできるのですが、美しい形状を作ったりするには熟練の技と形状を作るノウハウ(基準を作りながら造形する工程など)がないと、なんじゃこりゃああああ!っていう仕上がりになってしまします。それに余計な時間がかかってしまします。
というわけで今回は、弊社協力工場さんの熟練モデラーさんにお願いしました。
最初の作業は、定盤という水平の鉄床の上に車を乗せ、床に合わせてレベルを調整することからです。
グリルの位置が決まったら底面の基準を作り、木や発泡スチロールなどで粘土を盛り付ける土台を作ります。
あとは、ラフスケッチなどを参考に、打ち合わせて造形開始!!
ipadのお絵かきソフトを使ったり、実際に粘土でニュアンスをモデラーさんに伝えたりと何度もやり取りを重ねながら進めていきます。